2007年12月11日

●サウジアラビア、女性の運転禁止でもメーカーのターゲットは女性

[リヤド 10日 ロイター] 厳格なイスラム法を実践するサウジアラビアは世界で唯一、女性が車を運転することを禁じている。自動車メーカーの幹部は、今週当地で開催されたモーターショーで、もし女性の運転が解禁されれば自動車販売における起爆剤となるだろうなどと語った。



同モーターショーで発表された業界のデータでは、たとえ実際に運転するのが運転手であっても、女性が車を所有することの恩恵が得られることが明らかになった。

世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアの経済は好調で、女性による自動車購入は増加傾向にある。国営の石油会社サウジ・アラムコがことし発表した統計によると、女性の自動車所有率は2003年から2006年にかけて60%上昇した。

トヨタ<7203.T>の担当者は、同国では年配の女性とシングル・マザーが主な購買層で、同社製品の中では中型車カムリなどが女性に人気とした上で、メーカー側は女性向けにピンクや紫といった色の車を製造していると語った。

サウジアラビアの宗教当局は、女性に運転を許すことで性の混合を招き、女性が子育ての役割を放棄するなどと主張している。