2007年04月25日

●絶滅寸前のアムールヒョウ、ハンターに撃たれる

[モスクワ 23日 ロイター] ロシア極東地域のハンターが、現在確認されている野生のアムールヒョウのメス7頭のうち1頭を射殺した。これによってアムールヒョウはまた絶滅に近づいてしまった。23日、世界自然保護基金(WWF)が発表した。



アムールヒョウは世界一優雅なネコ科の動物のひとつといわれている。専門家は先週、現在生き残っているアムールヒョウは25頭から34頭だと発表していた。

メスの繁殖に頼った種の保存には、少なくとも100頭の生存が必要だ。 野生のヒョウはメスよりオスのほうが数が多い。WWFによれば、ネコ科の動物はストレスを感じているとき、メスよりオスを生む傾向があるからだそうだ。

「これは単におびえか無知による殺し、この場合両方でしょう」と、WWFの生物多様性コーディネイターでロシア極東地域を担当するパベル・フォメンコは声明で述べた。

WWFによれば、ハンターは尾骨からヒョウを撃った。 ヒョウはひっくり返り、重い物で頭を打たれていた。アムールヒョウが人間を攻撃したケースはこれまで報告されていない。

環境保護論者たちは、極東の国立公園でのヒョウ狩りを摘発するため、より厳しい規制を導入するようロシア政府に要請している。

また彼らは、人間によって破壊されつつある動物の自然環境と食物供給の保護に関しても、より一層の努力が必要だと主張している。

現地の野生動物監視団体が、ヒョウが殺されたとの匿名の情報提供を受けた。一日かけた捜索の末、当局はヒョウの死体を発見した。ヒョウは4月15日か16日のいずれかに死亡したとみられている。