●インドネシアで、「デジタル・コーラン」が人気
[ジャカルタ 21日 ロイター] インドネシアの首都ジャカルタのオフィスで働くMira Indriartiさんは小型のイヤホンに薄型の携帯プレーヤーを持ち、ほかの音楽好きの若者と同じように見える。しかし実際に聞いているのは最新ヒット曲ではなくイスラム教の聖典コーランだ。
世界で最も多くイスラム教徒を抱えるインドネシアでは、この「デジタル・コーラン」の人気が上昇。特に信仰心の高まるラマダン月(断食月)には、コーランを再生するプレーヤーがよく売れるという。
Indriarti さんは、より良いイスラム教徒を目指してコーランを学ぼうとこのデジタル携帯プレーヤーを購入。コーランをどこでも聴くことができると利点を述べる一方、「バスの中でコーランを読んでいると周りの乗客が驚いた様子で見ることもあるので落ち着かない」と語った。
「iPod」と同じサイズのこのプレーヤーには、インドネシア語訳の付いたアラビア語の全文に加え、音読されたものが収録されている。愛好家らは、従来のかさばる印刷版とは違う、持ち運びやすい代替品を歓迎している。
デジタル・コーランを販売しているArief Syaifullahさんはロイターに対し「今月の売り上げは好調で、1日平均50個売れている」とコメント。インドネシアのイスラム教徒が宗教活動においてハイテク化しつつあると指摘し、メッカ巡礼の際にもコーランを復唱できるこれらのプレーヤーを携帯すると述べた。


