2007年05月14日

●白いベンガルトラの赤ちゃん誕生 

[プエルトバヤルタ (メキシコ) 10日 ロイター] メキシコの動物園で、2カ月のうちに4匹の大型ネコ科動物が9匹の赤ちゃんを生んだ。そのなかには非常にめずらしい白いトラの赤ちゃんも含まれており、職員たちは哺乳瓶でミルクをあげるのに大忙しだ。



ブリサと名付けられた白いメスの赤ちゃんをはじめとする生後20日のベンガルトラたちは、ライオンの赤ちゃん2匹、ヒョウの赤ちゃん1匹、他のトラの赤ちゃん3匹といっしょに、囲いの草むらで追い駆けっこをしたり、木造の動物舎のなかでお互いの耳を噛んだりしてはしゃぎまわっている。

ベンガルトラの赤ちゃんは、別々の両親から3頭ずつ、全部で6匹生まれた。これだけでも珍しいことだが、白いベンガルトラは野生環境でのカモフラージュが難しく、絶滅の危機に晒されているので、ブリサの誕生は特にお手柄だった。

太平洋岸のハリスコ州のジャングル深くにある、家族経営の「ズーロジコ・デ・ヴァラルタ」は、連続出産に特別な秘密はないと言う。恵まれた自然環境と直接のケアだけだ、とのことだ。

「動物園は魔法のようです。動物の自然な棲息環境とほとんど同じような貴重な地域に位置しています。彼らが幸せに自然に子孫を増やすには、そこが重要なんです」と、最年少の赤ちゃんに2時間ごとにミルクを哺乳瓶で与えている獣医のゾーチル・ニテヤさんは言う。

「動物を観察すれば、彼らがとても快適にしていることがわかります。彼らは生活環境と、私たちが与える愛情とケアを楽しんでいるのがわかるでしょう」

サルの叫びと鳥の歌声が響く59ヘクタールの熱帯雨林地域のなかにある面積5ヘクタールの動物園には、カバからフラミンゴまで350種類のさまざまな動物がいる。その多くは、人に慣れているかのようにすら見える。

お客の多くは近くのリゾート地プエルト・バヤルタから訪れた人たちだ。彼らはエサを買って動物の多くに接近することができる。

「ライオンのおなかを掻くなんて、なかなかできませんよ」と、カナダ人のマイク・ウィトナーさんはトラの赤ちゃんを抱きながら言う。

彼のうしろでは、アメリカ人女性が、赤ちゃんトラが足をひっかいたと言った。

バヤルタ動物園は、ヒョウやオオカミといった絶滅の危機に晒されたメキシコの種を繁殖させることを主な目標に、2005年に開園した。


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