2007年04月03日

●エジプトの考古学者、ラムセス2世の髪の毛を取り戻しにフランスへ

[カイロ 30日 ロイター] 木曜日、古代エジプト最高の王とされるラムセス2世のミイラから“奪われた”髪の毛を取り戻すため、エジプトの考古学者らがフランスへと出発した。

約3200年前のミイラから採取したとされる髪の毛が脚光を浴びたのは去年のこと。インターネットのオークションサイトにミイラを包んでいた布の破片などと一緒に2000〜2500ユーロで出品されたからだ。

出品者の説明によると、1970年代にラムセス2世のミイラの調査が行われた際、父親が研究チームの一員として参加しており、亡くなった父から譲り受けたものだという。また、落札者には本物であることを証明する書類も添付するとしていた。

フランスの考古学者らはこのオークションに仰天、当局は昨年11月に出品者とみられる人物を逮捕した。

エジプト考古学研究当局は、フランスの迅速な対応を称賛し、「ミイラから髪の毛を盗み取るのは適切な行為ではない」と発表した。

ラムセス2世は紀元前1304年頃に生まれたとされており、19番目の王朝で60年間に渡って王として君臨した人物。エジプトの葉書には現在でも彼の姿が描かれている。

偉大な王のミイラは1881年に発見され、すぐにエジプト考古学博物館に運ばれた。しかし1970年代に真菌感染症の予防対策のため、パリに搬出されたことがあるという。


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