2007年02月27日

●◎約200年ぶりにビーバーの姿が

[ニューヨーク 23日 ロイター] 200年以上前からニューヨーク市で姿が見られなくなっていたビーバーだが、最近また生息していることが確認された。
かつては市の経済に不可欠だったビーバーは乱獲され、絶滅の危機に瀕していた。

生物学者、および野生動物保護協会はブロンクス川を泳ぐビーバーの撮影に最近成功、「ホセ」という名前を付けた。
ブロンクス動物園を通って流れるこの川はかつては汚れていたが、清掃作業が現在も行われており、環境は改善されているという。

「200年以上、ニューヨーク市でビーバーの巣やビーバー自体が目撃された報告はありませんでした。とても素晴らしいことです。大切なのは、チャンスをきちんと与えてやれば、野生動物は戻ってくるということです」と、保護協会の広報担当者は話している。

以前のブロンクスは“汚れた町”と言われても仕方がないような地区で、1970年頃まではブロンクス川も投げ捨てられたゴミで一杯だった。

しかし2000年、ブロンクス出身のホセ・セラノ米下院議員の尽力で、清掃作業に1460万ドル(およそ17億6791万円)の連邦政府補助金を獲得した。

このためセラノ議員の功績を称え、ビーバーを「ホセ」と名付けることになったそうだ。

ニューアムステルダム(現ニューヨーク市)だったころ、毛皮目的でビーバーが乱獲されたため絶滅寸前にまで至った。

記録によると1626年にはオランダが7246枚のビーバーの毛皮を購入、後に英国支配となりニューヨークとなってからは年間8万枚が取引されていたという。

1800年頃にはミシシッピ川西部でビーバーの姿が見えなくなり、1930年には絶滅が危惧される状況となった。

しかし今日では種の存続に十分な数が生息していることが確認されているという。


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